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汗をかけない現代人
最近汗をかきましたか?汗は体温調節のためや、新陳代謝を高めて身体の活動を活発にする働きがあります。
しかし現代は、スポーツなどを行い、汗をかこうとしないと発汗しないような快適な環境が整っています。でも実は身体にとっては悪循環の始まりなんです!
汗を「かかない」のではなく「かけない」
「1970年代生まれ以降の世代はあまり汗をかけない」といわれています。ヒトは生後2歳までの環境で汗をかかないと能動汗腺数が増えないことが報告されており、70年代以降の冷房が普及している時代に育った世代は、「汗腺の少ない人」になりがちです。汗腺が少ないことによっておきる冷房病(能動汗腺衰退症)などは、体温の調節能力の低下が原因のひとつです。
実は汗というのは体温調節や代謝を高めるにはとても重要です。汗をかき、代謝を高める身体づくりをしましょう!
:: 症状には下記のものが見られます ::
●無気力 | ●むくみ | ●免疫低下 |
●イライラ | ●平熱の低下 | ●ホルモンバランスの悪化 |
●自律神経失調 | ●生理不順 | ●若年性更年期障害 |
能動汗腺衰退症でなくても冷風に直接当たりすぎると?
人間が温度変化に対応できるのは、今感じている温度から±5℃くらいです。それ以上の急激な温度変化を度々受けると、肩こり、頭痛、不眠、冷え性のような症状があわられ、自律神経失調症となります。また、冷えすぎた部屋で寝るのも要注意。就寝時には体温が下がるため、起きている時の快適温度が寝る時には低すぎることになります。
就寝前には部屋を冷やしすぎないように習慣づけましょう。
生活を変えずにできること
日常生活に無理のない範囲でできるちょっとした工夫や運動。汗をかくのが苦手な体質も、毎日の積み重ねで改善されます。
●なるべく階段を使う(下りだけでも)
●ゆっくりお風呂に入る
●掃除、洗濯のペースを早める
●車より電車を使う
●車に乗った時、エアコンを使わずに窓を開ける