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社会保険中央総合病院
クッキンサプリFe・サンファイバー使用現場
社会保険中央総合病院様を訪問しました。
東京都新宿区百人町に位置する、社会保険中央総合病院(一般病床４１８床)。同院は 1947年に新宿区大久保で解説し、87年に現在の場所に移転。移転の数年前、現在副院長を務める高添医師の入職によって、同院は当時まだ積極的な受け入れ施設が少なかったクローン病患者様の治療に取り組んでいきました。
今回は炎症性腸疾患の患者様に「クッキンサプリＦｅ」や「サンファイバー」をご活用いただいている同院栄養科科長の斎藤恵子先生にお話を伺いました。
社会保険中央総合病院 栄養科 科長
著書に 『安心レシピでいただきます！』(弘文堂)、 共著書に『系統看護学 講座講座栄養食事療法』 (医学書院)などがある。
社会保険中央総合病院
栄養科 科長
斎藤恵子先生
- 記者
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クッキンサプリFeについて
Ｑ：クッキンサプリFeをご採用いただいたきっかけは？
- 斎藤
先生 - 病院向けの鉄分サプリメントが少なかった中で、クッキンサプリFeは鉄単独で摂取できる点で非常に使いやすかったからです。 あとは、消化器症状。私も鉄剤を飲んだことがありますが、逆に貧血を起こす薬かと思うくらい気持ち悪くなった経験があります。クッキンサプリFeはコーティング効果によってそういった症状を起こさないというのが決め手でした。
- 記者
- Ｑ：どんな患者さんにお使いいただいていますか？
- 斎藤
先生 - 鉄剤を服用すると気持ち悪くなる患者さんに提供してます。またヘモグロビン値の低い方。貧血と診断されると、経口の鉄剤が処方されていますが、ヘモグロビン値が10ｇ/dl以上くらいに改善すると鉄剤の処方がきられてしまいます。ところがそのあと、正常値になかなか戻らない場合が多く、そういった患者さんにも使っています。また偏食ぎみの方や食事制限がきびしい方にも提供しています。
- 記者
- Ｑ：経管栄養の方にもお使いいただいていますか？。
- 斎藤
先生 - はい。とても溶けがいいので、当院ではフラッシュ時に入れて使っています。
- 記者
- Ｑ：一日どのくらいの量をお使いいただいていますか？
- 斎藤
先生 - クローン病の方で、鉄剤アレルギーの方がいらっしゃって、その方は点滴の鉄剤（たぶん溶媒に対するアレルギー）も打てない、服薬もダメという方でした。
ヘモグロビン値も6〜7g/dlからなかなか改善しないため、その方にはクッキンサプリFeを１日6包（1包あたりFe6mg）を出していました。結局、手術の成功もあって、今では12g/dlまで上がっています。 - 記者
- ところで先生は東京マラソンにも参加されたそうですね。
- 斎藤
先生 - はい(笑)。
前回のレースの２週間前くらいからクッキンサプリFeを2包ずつ飲むようにしたんですが、ヘモグロビン値があがるとスピードをあげても呼吸が苦しくないことを実感しました。
走ると(体内の)鉄の需要量が高くなるので、レース前に走り込んでると、逆に(鉄分が足りなくなって)結果が悪くなりがちなので、初めてサプリを試み、その良さを実感しました。 - 記者
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サンファイバーについて
Ｑ：どんな患者さんにお使いいただいていますか？
- 斎藤
先生 - クローン病の方を始め、下痢を起こしていている方に使っています。人工肛門を造設している方などにも使っています。
- 記者
- Ｑ：１日どのくらいの量をお使いいただいていますか？
- 斎藤
先生 - 例えば、小腸切除手術をうけたクローン病の患者さん等へは、主治医と相談の上1日18ｇのサンファイバーをお茶に溶いて提供して摂取してもらいます。
- 記者
- Ｑ：その結果いかがでしたでしょうか？
- 斎藤
先生 - 小腸切除術を4回受けた患者さんで、腸管からの水分吸収が少ないことから1日の排便量が2.5〜4Lにのぼっていた方がいらっしゃいましたが、サンファイバーを摂取するようになって、10日目くらいから便が徐々に泥状になり、排便量も減ってきたので TPNを離脱することができました。
栄養状態も安定、水分、電解質バランスも良好となったので退院し、仕事に復帰されました。サンファイバーの摂取により腸内環境や腸粘膜の状態がよくなり、それが便性改善につながったものと考えられます。
