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板橋中央総合病院 血液浄化療法センター
クッキンサプリFe・サンファイバー使用現場
板橋中央総合病院を訪問しました。
今回は、板橋中央総合病院の血液浄化療法センターを訪問しました。
板橋中央総合病院では、便秘で悩む透析患者様に食物繊維サプリメントを利用した排便コントロールをすすめていらっしゃいます。クッキンサプリサンファイバーを使用した研究結果は、2005年6月に横浜で行われた日本透析医学会においても発表されました。
題目:「血液透析患者の便通コントロールについて〜食物繊維のサプリメントを使用して〜」
今回は、腎不全外科部長の赤松眞先生と看護師の佐々木匡恵主任をお訪ねし、お話をうかがいました。
赤松眞先生
板橋中央総合病院血液浄化療法センター(腎不全外科)部長1959年札幌生まれ。信州大学医学部卒。医学博士。東京女子医科大学腎センター外科を経て、現職。
佐々木匡恵主任
板橋中央総合病院血液浄化療法センター看護主任
患者さんには顔色や髪型が一つ変わっただけでも良く声をかけていらっしゃるのだそう。元気で長生きしてもらいたいという強い気持ちから時には厳しいことも言ってしまうそうです。
透析室にて。
部屋の中は、清潔感があり、スタッフの方々と患者さん達のやりとりがなごやかで温かい雰囲気でした。
- 記者
- 透析を受けている患者さんにとっての一番の問題点とはなんでしょうか?
- 赤松
先生 - 食事や水分の管理です。
飲食を制限されるということは、大きなストレスにつながりますが、透析を受けている患者さんは、日々の食生活で、水分、塩分、タンパク質、カリウム、リンを制限しなければなりません。このうち、カリウムを多く含む食品には、果物や野菜、いも類などがありますが、これらは同時に食物繊維を多く含む食品でもあります。さらに水分の摂取も制限されるために、透析の患者さんは便秘に悩まされてしまいます。 - 記者
- なるほど。食物繊維や水分の摂取が少ないために、すぐに便秘になってしまうわけですね。
- 赤松
先生 - 透析の患者さんにとって便秘は切実な問題です。
便秘になると体重が増えてしまうため、下剤を使用しますが、薬剤での排便コントロールは非常に難しいものです。
また、透析の患者さんの臓器は、組織が弱く、腸の壁も破れやすくなっています。日本人に一般的にみられる疾患で憩室症というものがありますが、透析の患者さんは、便秘が原因でこの憩室が破れ、穿孔から腹膜炎になるなど重篤な合併症を引き起こしてしまう恐れがあるのです。
浣腸をしたことによって、腸が破れてしまうケースもあります。
ですから、自然なお通じが大切なのです。このようなことから、クッキンサプリサンファイバーは、とても重宝しています。 - 記者
- ありがとうございます。ところで、下剤にはどんな種類のものがあるのでしょうか?
- 赤松
先生 - 腸の蠕動を良くするものと便そのものをやわらかくするものとの2種類があります。
しかし、腸の中の便が硬くなっているときに蠕動を良くする下剤を飲むと腹痛がおこり、便そのものをやわらかくする下剤にはマグネシウムが含まれており、このような下剤を長期間使用することは金属が体内に蓄積してしまうため、あまり望ましくありません。
ですから、下剤の使用はなるべく減らした方が良いと考えます。そうでなくても、透析の患者さんは下剤以外にも何種類もの薬剤を飲んでいらっしゃいますし、減らせる薬はなるべく減らしたいですよね。 - 記者
- クッキンサプリサンファイバーを使用するきっかけはなんだったのでしょうか?
- 佐々木
先生 - 食事や水分の摂取制限、薬剤の副作用などによる便秘の方が多かったことから、何か良い食物繊維はないものかとさがしたところ、クッキンサプリサンファイバーに出会いました。
はじめは、飲む薬が増えてしまうのかと勘違いしてしまう患者さんが多かったのですが、天然由来の水溶性食物繊維食品であることを説明すると、ご理解いただけました。 - 記者
- 患者さんたちは、水溶性食物繊維をご存知でしたか?
- 佐々木
先生 - ちょうど、使用しはじめた頃、メディアで食物繊維の話題が頻繁にとりあげられていたこともあり、ご存知の方が多かったようです。
ただ、健康食品自体を警戒する患者さんは多くいらっしゃいましたが、病院からすすめられたことで信用できる商品だということもご理解いただけたようでした。 - 記者
- ありがとうございます。
クッキンサプリサンファイバーについての患者さんのご感想はいかがでしょうか? - 佐々木
先生 - 使用感がいいと感じている方は、続いているようです。3ヵ月後に調べたところ、約6割の方が続けていらっしゃいました。主な感想は、水様便だったのが、便がまとまって形になった、便を出しやすくなってトイレにいくのが大変ではなくなったなどがあります。
下剤の使用は、便がゆるかったりすると調整が難しかったのですが、クッキンサプリサンファイバーは、便秘の方にも下痢の方にも対応できるので、使いやすいようです。下剤ですと、透析の前日は飲まないでおこうという方が多いのですが、クッキンサプリサンファイバーはいつでも飲めますし、看護師からも気軽にアドバイスできます。 - 記者
- ありがとうございます。
私たちも、少しでも多くの患者さんたちが、このクッキンサプリサンファイバーで排便コントロールが可能になり、喜んでいただけたらと日々願っております。今日はどうもありがとうございました。